必然レンアイ!?
「隆ちゃん…ちょっといい?」


あたしは隆ちゃんを呼び出した。


もちろん告白の返事をするために…。


「隆ちゃん…あのね…!」


「言わなくていいよ…。わかってるからさ!」


隆ちゃんは笑っていた。


え?


どういうこと?


「気づいたんだよね?蓮のことが好きだって。」


隆ちゃん…わかってたの?


わかってて言ってくれたの?


「瑞ちゃんの幸せな姿…見せてよ!俺はそれで十分だから♪」


あたしの…幸せな姿かぁ…。


あたしが幸せなのは隆ちゃんが言ってくれたから…


自分の気持ちに気づかせてくれたから…


隆ちゃん…ありがと…


本当に…


「ありがと…!」


あたしは笑った。


申し訳ない顔よりこっちのほうがいいと思ったから。


「瑞ちゃんのこと頼んだよ…蓮!」


へ?


見てみると隆ちゃんの視線の先には蓮がいた。


蓮…ついてきたの!?


あたしがそう思っていると、蓮はゆっくり口を開いた。


< 67 / 72 >

この作品をシェア

pagetop