僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
「またね。気をつけて帰りなさ
い」



またねだって。



どうして、僕?



また、(o~-')bこんな顔してい
るよ、僕。



お礼を言ってから、車のドアを
バタンと閉めて、ウインドウか
ら様子を伺う。



容子先生がギアを入れる前に。



僕は、もう一度窓ガラスをノッ
クした。



容子先生が顔を僕に向けて、ウ
インドウを下げてくれた。



「僕、セフレしてあげようか。
学校の広報紙に載せてくれたら




思い切って言ってみたかったそ
の言葉を投げかけて、ウインク
したら。



「そんな事を交換条件に?う~
ん、いいわよ。一度だけなら」
と返されたけど、マジ?



でも、容子先生も嬉しそうだよ




「じゃ、いつ?」



「今度の時に」


これって、リアル?



僕、もう15歳。



まだ15歳っていう大人もいる
けど。



蒼い春真っ盛りだな。



暴走しそうだぜ♪へ(^o^ヘ)
(ノ^o^)ノ♪



容子先生が、イケナイのさ。



僕を惹き付けて。



惑わして。



そして、OKしてくれるなんて。



——イケナイ先生。



「僕、愛しちゃうよ」



一瞬押し黙ったけど、僕を見つ
めながら、笑ってサヨナラ。



「絶対、今度だよ」



そう、今度。男になるぜっ!!


イケ先、これから容子先生を、
そう呼ぼうっと。



これで、学校新聞にも、載れる
ぞっ。キャッホー。






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