僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
そんな事を考えて1人悦に入っ
ていると、電車がプラットフォ
ームに滑り込んできた。

働き蜂の群れみたいに、車両か
ら吐き出される人、飲み込まれ
る人込みの中で、僕も満員電車
にぎゅうぎゅう詰になって乗り
込んだ。


間もなく、容子先生から2通目
が届いた知らせの携帯の着信音
が鳴って、慌てて、マナーモー
ドにする僕。


容子先生からの超速メールは。

『土曜日は、どう?

ミサの後で12時に。

昨日、さよならした場所で、会
いましょう。

RyouRyou`sより』

だぁって、さ。

土曜日、明後日じゃん。

ふぅーん、待ち遠しいな。

僕も、電車が目的地に着くとす
ぐに、HNを使って返信した。

『RyouRyou`sへ。

OKです。

あの場所で。

ABC期待してます。

K改め Xより

PS-RyouRyou`sが、Y。僕はX、
二つの関数で、絡んでるから。


僕の顔、(¯ー+¯)ニヤリこんな感じに頬の辺り緩んでる?

今朝方、ベッドの中で覚えた胸
騒ぎは、容子先生がさっき書い
てきた、ABCでかき消された訳
じゃないけど。

Xの僕には、Yの3つのメリット
が、とってもデカイご褒美に、
思えてならないんだもん。






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