僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
(一の二)トッカン現る!
僕は、滝とサヨナラ、byeビー
すると。

直ぐに親指全速力で、容子先生
にメールした。

いつにも増して、フルスピード
だぜっ。

『こん☆☆は。

須藤とイチャイチャしているっ
てどういう事ですか?

Xより』

5分も経たない内にメールの着
信音が鳴る。

『何を言っているのか分かりま
せん。デマに流されないように


土曜日に会った時に、話ましょ
う。

Ryuryus`s より』

デマなんて、軽くいなされちゃ
ったよ。

何だよ、僕を馬鹿にして。

騙されないから。

僕は、どうにも気が治まらなか
ったので。

もう一度メールしてみた。

『明後日まで待てません。

僕の性格、知っているでしょう


Xより』

すると、容子先生の次のメール
は、こんな風。

『分かりました。

明日金曜日12:20に、
グラウンドの横の物置で、会い
ましょう。

中で待っていなさい。

いいかしら?(^Э^)<Chu

Ryuryus`sより』

ちゅーっだってさ。

明日の昼飯時?

誰かに見られたら、ヤバクない


まっいいか。

逢い引きのつもりかもしれない
けど。

僕は、問い詰めてやるぜ。

むしゃくしゃした気は、まだ治
まりそうもないけど。

それにしても。

グラウンド整備用の用具入れに
なってる物置は、部活の後だと
、清掃係りが出入りするんだけ
ど。

昼食時なら、ブラインドスポッ
トだ。

校舎からも、売店からも、死角
になっている。

容子先生、今までも、あそこを
使ってたんだろうか?

こんなにすぐに、物置を指定し
てくるんだもんな。

僕、絶対に大きく学校新聞に載
せてもらおうっと。

ひとまず引き下がるふりをして
、もう一度返信した。

『OKです。明日12:20。
X』とだけ、簡単に返信した。

ただし、キスマークなしで。













< 26 / 54 >

この作品をシェア

pagetop