僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
唇と唇の(^з^)-☆Chu!!

ライトなキスじゃないじゃん。

何だか、僕、食べられそうっ。

二つの体はぴったり重なったままだ。

―いい訳?こんな所で?

僕やっちゃうよ!

僕は、そのまんま、容子先生を
ゴール用ネットが積まれている
山の上に押し倒した。

そして、水色のシャツを脱がせ
ようと手をかけると。

「待って、健。今日はここまで
にして。

いい子にしていなさいね」

と喘ぐように言いながら。

僕の手を押さえるんだもん。

しょ~がねぇなぁ。

我慢しろっていうの?

その小ぶりだけどブラで上向き
にアップさせてる胸の谷間に顔
を埋めながら、上目遣いに訊い
た。

「本当に僕だけかよ。誓える?


「誓う、誓う。

須藤君には、指導しただけなの
よ」

何だか、容子先生、甘ったるく
って、哀願するような声だな。

長い睫がウルウルして。

今日の所は、これ位か。

「もし、須藤といちゃいちゃし
たら、許さないから」

もう一度軽く睨んでみせて。

癪だけど、精一杯の台詞を吐い
てから、上半身を離した。

「しない、しない」そう容子先
生は、言いいながら、シャツの
ボタンを嵌めようとする。

須藤としないって、本当かな?

「本当に?」

「本当に。

 健、明日は、約束の日よ」

そう意味深に言うと、またぷく
っとした唇をすぼめてみせて、
チューッの仕草。

それから、ボタンを留めて、手
櫛で髪を直してる。

そして不意に手を伸ばし、
僕の首を締めかけて、

「黙っていなさいよ」

ってか、ドS?!

容子先生の脱ぎっぷりの良さと
お触り。それから脅し?一本取
られたって気がしたけど。

僕は、立ち上がりながら。

「絶対に、約束だよ」と言うと


学生服についた埃を払って、

「お昼、まだだから」

そう言って、踵を返し、容子先
生を後に残して、1人先に物置
を出た。

容子先生は、僕がお気に入りな
んだって事は、確かじゃん!?

こんなに、大胆な事、するんだ
もん。


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