僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
車が突っ込んだ先は、今まで僕
ちゃんが入った事のないような
、派手なネオンサインのついた
建物だ。

屋根が小さな王宮風に尖がって
いて、ピンク色しているよ。

これがラブホかぁ?と思って、
眺めると。

容子先生が、声色を低くして、
僕に言った。

「これを限りだと思って頂戴。
いいわね」

これって、凄みきかしてる訳?

「マジに、一度限りなのかしら
ん」と僕が、カマ風に言うと。

容子先生、「そうです」だなん
て。

本音かな?

建前かもな?

にしても。

僕は、容子先生の気持ちが
分かんなくて、緊張気味。

ドキドキしながら、容子先生の
後をついて、ラブホに足を
踏み入れた。

でもさ、ここまで来たら、
俺も男になるぜ。

これを限りなんて、言わせない
ぞっ。

やってやる、初体験~♪

二度だって、三度だって。

百回だって!







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