僕のイケナイ先生(→『信じられない彼女ー僕のイケナイ先生』から改題)
その夜ー
ビデオを自宅のモニターデッキ
に入れて見ると。
高等部には他界した生徒は
1人もいないことが分かって。
ほっと胸を撫で下ろした。
ただ一つ気になったのは。
「横山容子先生と…同じ苗字の
教師がいらっしゃるわ」と
玲緒奈が呟いた。
よく見れば。
眼のあたりの睫の長さや顔の
輪郭が容子先生と似ている。
そして、副教頭横山綾子先生と
キャプションに入っている。
年の頃は40代後半だろうか。
『今は50代後半になっている
という事か』
容子先生がこの位の年に
なったらこれ位は肉付きが
よくなりそうな上半身の映像だ
。
これだけ年の開きがあるから
姉と妹という事はないだろう。
親子だろうか…
それにしても。
高梨啓という少年は、
何故亡くなったのか?
そう考えながらすでに11時を
回っているので、玲緒奈は
布団に入ることにした。
今夜は生暖かい風が扇風機から
送られてくる。
妙に寝苦しくて真夜中過ぎに
漸く眠りについた。
どれくらい眠ったのか
玲緒奈は夢を見ていた。
ビデオを自宅のモニターデッキ
に入れて見ると。
高等部には他界した生徒は
1人もいないことが分かって。
ほっと胸を撫で下ろした。
ただ一つ気になったのは。
「横山容子先生と…同じ苗字の
教師がいらっしゃるわ」と
玲緒奈が呟いた。
よく見れば。
眼のあたりの睫の長さや顔の
輪郭が容子先生と似ている。
そして、副教頭横山綾子先生と
キャプションに入っている。
年の頃は40代後半だろうか。
『今は50代後半になっている
という事か』
容子先生がこの位の年に
なったらこれ位は肉付きが
よくなりそうな上半身の映像だ
。
これだけ年の開きがあるから
姉と妹という事はないだろう。
親子だろうか…
それにしても。
高梨啓という少年は、
何故亡くなったのか?
そう考えながらすでに11時を
回っているので、玲緒奈は
布団に入ることにした。
今夜は生暖かい風が扇風機から
送られてくる。
妙に寝苦しくて真夜中過ぎに
漸く眠りについた。
どれくらい眠ったのか
玲緒奈は夢を見ていた。