ありえないっ!!!
――コンコンっ
「どうも。」
「稜、どしたの?」
「どうした?ってせっかく台本読む手伝いしに来てやったんだからありがたいと思えよ。」
出た、俺様発言。
「どうもありがとうございます、先輩。」
「てかさ、未亜もよかったよな。
新米なのに社長の気まぐれでいきなりヒロインの友達役になれて。」
「えぇまあ。
お陰様で今は大苦戦してるけどね。笑」
「そりゃそうだ。」
「なんかさ、何回も同じところ読んでるのに絶対噛むんだよ~」
「初めてにしたって練習なのにそんなに噛むヤツ珍しくねっ!??」
「うっさいなあ~!!」