不器用な彼の愛し方《番外編完結》


その大きな音に驚いて、閉じかかっていた目を開ける。









え?


.......何で?何で、ここにいるの?





「.....お前、あの時の....!」


悠が私の上から退いて、扉の前に立つ彼を見上げる。



真っ黒なオーラを身に纏い、冷たい瞳の奥は何かが燃え上がっているかのように熱い。



「....と、うま」

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