不器用な彼の愛し方《番外編完結》
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そして、冒頭に戻る。
はぁ、と私のため息が誰もいないこの空間にこだまする。
.....いつか、いつかきっと。
ずっとそう思ってた。
いつか自分で解決できる時がくるはず。
そう思ってた。
でも、もうダメだ。
待ってちゃダメだ。
だって私が行動しないから、斗真にまで迷惑かけた。
右手を心臓にあてて目をつむる。
....ドキドキ。脈打つ心臓。
そして目を開ける。