不器用な彼の愛し方《番外編完結》


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




そして、冒頭に戻る。


はぁ、と私のため息が誰もいないこの空間にこだまする。



.....いつか、いつかきっと。


ずっとそう思ってた。



いつか自分で解決できる時がくるはず。



そう思ってた。


でも、もうダメだ。

待ってちゃダメだ。

だって私が行動しないから、斗真にまで迷惑かけた。



右手を心臓にあてて目をつむる。

....ドキドキ。脈打つ心臓。





そして目を開ける。

< 155 / 400 >

この作品をシェア

pagetop