不器用な彼の愛し方《番外編完結》
....早く授業始まってくれないかな。
授業は嫌いだ。退屈だもの。
でも、こうやって
百合達と居るよりは全然楽だから。
数秒後、私の願いが通じたのか
古典の先生が入ってきた。
私の顔を見るなり顔をしかめて
眉間にシワを寄せる。
先生達の中で
問題児として扱われてる私。
先生達は.....私なんか
早く辞めてしまえばいいのに。
そう思ってるのだろう。
辞めないけどね。
........私には叶えたい夢があるから。
それだけが、私の希望だから。