不器用な彼の愛し方《番外編完結》
「無言、か。
...その無言は肯定として捉えていいんだよね?」
ごまかしがきかない。
一瞬でそう思った。
「....うん」
うなづくしかないと思った。
「ねえ。
...このまま偽ってたらいつか壊れるよ」
「え?」
「あのね私さ今まで美優花ちゃんみたいな子たくさん見てきたんだ。
人間って....特に女子って集団で行動すること多いでしょ?
そして、いつも一緒にいる人達でグループってものができる。
そしてそのグループは、仲のいいグループもあれば、そうじゃないグループもある。
表面上は仲良くても、裏で悪口言い合ってたりしてね。
でも表では皆ニコニコ笑ってる。
ほんと、怖いよね」