不器用な彼の愛し方《番外編完結》




「はい、今日の授業はこれで終わりだ。気をつけて帰りなさい」



長かった1日の学校生活が終わった。





「美憂花〜!帰り遊ばない?」






私は窓側の1番後ろの席に座ってて、私の前の席の百合が遊びに誘ってきた。




でも、この子達の遊びはズレてる。


万引きなんて当たり前。


この前はホストクラブに行った、
なんて言っていた。


ーーーー高校生ってそんなところ行けるんだ。



私は犯罪に手を染める気はない。


ただ、万引きを一緒にやろう。

そう言われたら断れないから。


だから初めから遊ばない。






.....ずるい選択なのかもしれない。



犯罪に手を染めてる人を見て
見て見ぬ振りしてるんだから。


< 19 / 400 >

この作品をシェア

pagetop