不器用な彼の愛し方《番外編完結》
「はい、今日の授業はこれで終わりだ。気をつけて帰りなさい」
長かった1日の学校生活が終わった。
「美憂花〜!帰り遊ばない?」
私は窓側の1番後ろの席に座ってて、私の前の席の百合が遊びに誘ってきた。
でも、この子達の遊びはズレてる。
万引きなんて当たり前。
この前はホストクラブに行った、
なんて言っていた。
ーーーー高校生ってそんなところ行けるんだ。
私は犯罪に手を染める気はない。
ただ、万引きを一緒にやろう。
そう言われたら断れないから。
だから初めから遊ばない。
.....ずるい選択なのかもしれない。
犯罪に手を染めてる人を見て
見て見ぬ振りしてるんだから。