不器用な彼の愛し方《番外編完結》
そして遅れて入ってきた斗真を目にした瞬間、お姉ちゃんの目が輝きだした。
「あっ!貴方が斗真君ね!初めまして〜
美優花の姉の沙希ですっ!」
「........こんにちは」
斗真が軽くお辞儀をすると
「斗真君すごくかっこいいのね!
どうぞ上がって〜!」
斗真の腕を掴み歩き出した。
ーーー....胸がズキズキする。
お姉ちゃんに連れてかれた斗真についていきリビングにたどり着いた。
もうすでに二人はソファに座っていた。
お姉ちゃんと斗真は並んで座っている。
....お茶でも出そうか。
キッチンに行きお茶を入れる。
昨日作っておいたクッキーも一緒にお盆に乗せる。
久しぶりにお菓子なんて作ったけど、うまくできたと思う。
....斗真、喜んでくれるかな...。