不器用な彼の愛し方《番外編完結》


なぜかわからないけど、危機は免れたみたいだ。



私は、またそっと階段を登り始めた。









「......許さない」


地から這い上がってきたような声を出す息を呑むほどの容姿をもった悪魔は、柱の影から妹を見ていた。


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