不器用な彼の愛し方《番外編完結》
「うん、でも大丈夫だよ。私にはおばあちゃんとおじいちゃんがいるし…それに斗真だっているもの」
私には頼れる人がいるから。
だから大丈夫。
「…はぁ、それは狙ってやってんのか。
それとも素なのか。どっちなんだ」
「…?」
自分の頭を頭をくしゃくしゃとさせ、眉をひそめる斗真。
斗真の言葉の意味がわからず悶々としていると
「美優花
一緒に寝るか」
思いついたように唐突に言い出した斗真。
「は、!?」
思わずベットから立ち上がってしまう。
いや、だって!
何を言ってるの、この人は!