不器用な彼の愛し方《番外編完結》



「!?」



思わず出そうになってしまった声を押し殺す。





とても愛想がいいとは言えない自己紹介をした、その転校生こと藤崎斗真。



朝見たままのかっこよさ。



クラスの女子全員、斗真に目が釘付けだ。






「席は........」




先生が教室を見回す。




その瞬間、斗真と目が合った。




私はギクッとあからさまに嫌な顔をし、斗真は驚き少し目を見開く。

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