不器用な彼の愛し方《番外編完結》
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「.....んっ」
目を覚まし、目に飛び込んできたのは眩しい人工の光と真っ白な天上。
....あれ。私、どうして寝てるの?
ていうか、ここ学校の保健室だよね?
.....どうして。
何もわからなくて、ひとつひとつ頭の中で整理していくことにした。
確か、朝玄関に出たら斗真がいて。
それから斗真と登校して。
歩いてる途中で、目の前が真っ暗になった。
ーーーーあぁ、私倒れたのか。
ということは斗真が運んでくれたのかな?
また、迷惑かけちゃった....。
とりあえず教室に行こう。
そう思い、体を起こそうとした時に気づいた。
私の手が、誰かの手に包まれていることに。