不器用な彼の愛し方《番外編完結》


「もうすぐ3時間目始まるけど、美優花は休んでろよ」


「うん」



「じゃあ俺行くから。何かあったら電話しろよ」



「わかった。ありがとう」




悠は立ち上がると、ぎこちなく私の頭を撫で保健室を出て行った。



悠に頭を撫でられるなんて、初めてだ。



ーーーーなんか、くすぐったい気持ちだ。

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