我妻教育2
ホテルを出て、駅までの道を歩く。

イルミネーションで煌めく街路樹。


「本当にパーティー抜けて大丈夫?」

念のためもう一度確かめたら、


「ああ、もとよりパーティーは苦手なのだ。肩が凝って仕方がない」

啓志郎くんは首をひねりながら困ったようにはにかんだ。


「そう?啓志郎くん、すごく上手に立ち回ってたけど」


「仕事だと思うからこそだ。人脈は大事だからな」


「そうだね」


イルミネーションでキラキラする街路樹に目を向ける。

クリスマスなんて、彼氏いないあたしとしては、関係ないと思ってたけど…。

やっぱりイルミネーション見たらワクワクするなぁ♪♪


「キレイだねェ」
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