我妻教育2
所作がスゴく上品で、同じ年頃の子たちとは風格が違うなぁと、しみじみ実感。

昔からきちんとしてたけど、さらに磨きがかかった感じ。


さすが松園寺家の御子息だ。


「ありがとう、啓志郎くん」


「…いや、葬儀に参列できず、申し訳なかった。光寿殿には世話になったというのに…。
四十九日こそはと思っておったのだ」


「そんな、気にしないで。おじいちゃんも啓志郎くんが来てくれて喜んでるよォ」


「だと良いのだが…」


見た目は激変したけど、真面目な話し口調なんかは全然変わってない。


ますます懐かしさが増してきた。
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