我妻教育2
「啓志郎くんももう高校生かぁ~。彼女できたかな♪新しい婚約者はいるのかな?
家とか関係なくても、かっこよくなったもんなァ。ああ~懐かしい♪」
腕時計着けて眺めながら、思わず一人言言ってニヤニヤしてしまった。
腕時計越しに、家を出る準備を始めた自分の部屋の様子が目に入る。
あたしは今実家住まい。
両親と、弟二人の五人家族。
これだけ言うと、ごく普通のありふれた家族のように聞こえるけど、実はちょっと普通じゃないんだ。
今日四十九日したおじいちゃんは、あたしの本当のおじいちゃん(おばあちゃんはずいぶん前に亡くなってる)。
だけど、両親と弟一人とは血が繋がっていない。
家とか関係なくても、かっこよくなったもんなァ。ああ~懐かしい♪」
腕時計着けて眺めながら、思わず一人言言ってニヤニヤしてしまった。
腕時計越しに、家を出る準備を始めた自分の部屋の様子が目に入る。
あたしは今実家住まい。
両親と、弟二人の五人家族。
これだけ言うと、ごく普通のありふれた家族のように聞こえるけど、実はちょっと普通じゃないんだ。
今日四十九日したおじいちゃんは、あたしの本当のおじいちゃん(おばあちゃんはずいぶん前に亡くなってる)。
だけど、両親と弟一人とは血が繋がっていない。