天使の羽
「実は、私真君に告白されたの。」

「うん。」

「でもね、何でか春日のことを思い出すの。」

「うん。」

「で、自分がわからなくなっちゃった。」

「わかった。たぶんさくらは春日のことが好きだね。」

「うん……。って、え!?」

「だってそうでしょ?かっこよくて優しい真君に告白されたのに、付き合わずに、春日のことを思い出したんだよ?明らかに好きってことでしょ!」

「よくわかんないや。まぁすっきりしたー!ありがとっルカ。」


今の私には好きってことがわかんなかった。
< 4 / 20 >

この作品をシェア

pagetop