黒色感情。
私は1人でポカンと立っていたら、担任の先生が面食らった表情で教室を見渡しているのに気付いた…。


ぁ…先生はいるんだ。

でも一体、クラスの皆はどこに…!?

皆…サボリ!?




先生はやっと私に気付いたらしく、話しかけてきた。


「ぅおっ!!高橋!!
今日は、皆でドッキリ作戦を企んでで先生を脅かそうとしてるんだろ…!?」


先生は笑いながら冗談キツいからやめてくれと1人で勝手に解釈していた…。




さすがに高校生がそんな小学校じみたイタズラしなぃだろ…ッ!?



とりあえず皆を待ってみる事にしたが…。
いくら皆を待っても1人も来る様子はなぃ………。



先生は職員室に行って皆の家に電話して確認してくるから高橋は教室で自習してなさいと言って教室から出て行った。



私は1人で教室に残ってカケラを1つ1つ繋ぎ合わせるように記憶を辿った。


なんで皆いないんだろぅ…。

昨日なんか言ってたっけ…?


……!!


…昨日の記憶がみるみると蘇ってきて私はハッと目を見開いた。




ま、まさか……。


ぃや…そんな訳…。




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