黒色感情。
私は、醜い生き物にされるがまま死ななきゃいけないと思うと、怖くてたまらない。
人間ガ一番恐レルノハ死ニ近ヅイテ、自分ノ存在ガ消エル事…。
「何ぃ…怖がってるのぉ…?」
醜い生き物が後ろから私の体に触れた。
何だか、とっても気持ち悪い…。
あんな醜い生き物に私の体を触れていると思うとゾッとする…!!
「ぃやッ…!!」
私は気持ち悪い生き物から遠ざかるように、身を引いた。
私の行動によって、醜い生き物の怒りを煽らせてしまったようだ…。
醜い生き物は私の事を食い尽くようにして睨んでいる。
「ぁんたぁ…今ぁ…私のぉ…事ぉ…醜いぃって思ったんでしょおぅ…!?」
醜い生き物は私を苦しめるように少しずつ近づいて来た…。
「…醜いぃ…!?
醜いぃ醜いぃ醜いぃい!?
あんたのぉ…心の方がぁ…よっぽど醜いゎよおぅ…。」
私ノ心ノ方ガ、アンタノ姿ヨリ醜イ…。