サッカー王子と同居中!
「いいじゃん。相ケ瀬くんには何も関係ない!」
本当はもう出てって!って言いたかったけどそれは言葉にできなかった。
なぜなら……彼があたしの目の前まで顔を近付けてきたから。
「…………」
「ふーん、それが昨日いろいろしてもらった人に言う態度か。
あーあ、帰りなんて酔っ払ったやつみたいに抱き着いて離れなかったくせに」
だだだだだだ抱き着いて離れなかった?
相ケ瀬くんから?
そんなわけ……ない!あるわけない!
「そんなことあたしがするわけないじゃん!」
「どうだか?」
悪戯な笑みであたしを見ながら笑う彼。