サッカー王子と同居中!
ケンカするかどうかはあたし次第だって?
それって相ケ瀬くん次第と間違ってない?
あたしは別に普通にしてるもん!
あっ!そうだ、お母さんたちがいないならチャンスかも!
「ねー!相ケ瀬くん、じゃんけんしよ!」
あたしからの提案を聞いて、急に怪訝な顔を浮かべる彼。
「嫌だね」
「いいじゃん!じゃんけんくらいしてくれたってさ」
「だから嫌だって。どうせロクでもないことになりそうだし」
相ケ瀬くんはそう吐き捨てると、リビングから出て行こうとする。
あたしは急いで相ケ瀬くんのところに行ってガシっと腕を掴んだんだ。