サッカー王子と同居中!



がっかりしながら再び名簿に目を向ける。



でも探すスピードも急に嫌なことがあって落ちていく。



「あった!ひかる、私も3組だよ!



良かったー!すっごいうれしい」



あやの指差す先を見ると3組の名簿の一番最後に“山本あや”という名前があった。



「本当だ!これで一年間は一緒だね」



「うんっ!高校も同じクラスになれるなんて思わなかったよ!」



あたしたちは同じクラスになれたことを喜びながら、真新しい上履きを履いて教室に向かった。



あやにバレないように嬉しい気持ち半分、最悪な気持ち半分をこっそり抱えながら……。



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