サッカー王子と同居中!
教室に行くと廊下側の一番前の席に相ケ瀬くんはいた。
早速できた友達と喋っていて、たぶんあたしの存在には気付いていない。
家もクラスも同じなんて本当にツイてない……。
席は名簿順で座らなくちゃいけないから、あやの近くの席じゃないけど
バッグを置くとあたしは少しでも彼から離れたくてあやの席に行った。
「同じクラスになれて一安心だよ。ひかるは部活どうするの?」
あやは本当に安心したみたいでこれで今日はよく眠れる~と言っている。
「部活……マネージャーやりたいんだよね」
「マネージャーかぁ!女子の憧れだよね。大変そうなイメージもあるけど、それは部活によるか。
何部にしようとしてるの?」