サッカー王子と同居中!
「あたしはいつでも女の子だよ!サルだって思われてたなんてひどい!」
相ケ瀬くんをキっと睨みつけた。
本当にひどい。やっぱり相ケ瀬くんなんかきらい!
「ほら、元に戻った。いいんだよ、立花はそれで。
変にガラっと変えられると、俺も調子崩すから。
それにこれなら言いたいことも言えるようになっただろ?」
相ケ瀬くんはそっと頭を二回ぽんぽんとしてくれた。
「それってどういう……あっ!」
「なっ?」
さっきまでの自分カチカチだったのに、いつもの自分に戻れた気がする。
もしかしてあたしのために、さっきあんなこと言ってくれたの?