サッカー王子と同居中!



「体育館からド派手な転んだ音が聞こえたと思ったらあんただったんだな」



「え……それは」



「ドジったせいで、この明日あおく痣になりそうな両肘がそう言ってる」



「これは違う!」



あたしはすぐにルームウェアの袖を元に戻して、肘を隠す。



だけど、目の前にいる彼は……悪い顔をしている。



「ふーん、でもバスケしてた時はコケてなかったじゃん」



「コケるわけないじゃん!って見てたの?」



「あぁ……周りが立花が凄いって言ってたから」



何それ、そんなの全然知らないよ。



バスケの試合やってた時、ボールと中で試合やってた子たちしか目がいってなかったからな。



「じゃあどこでコケたの?」



あーもうだめだね、降参だ。相ケ瀬くんに勝ってこない。


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