サッカー王子と同居中!



『ここもう嘘吐くとこじゃないから』とさらっと相ケ瀬くんに言われて、あたしはしょうがなく白状することにした。



「体育のあと、教室に戻ろうとしたら途中でタオル忘れたことに気づいて



体育館に戻ったら二人でいるのを見たの」



あたしは相ケ瀬くんからプイっと視線を外して言った。



「んだよ、だったら呼び出せば良かったのに」



「そ、そんなことできるわけじゃないじゃん!それに告白の邪魔するほどあたしは性格悪くないよ‼」



あたし、相ケ瀬くんにキーキーいう猿扱いされて、今度は性悪な人だと思われてるの?



あー、なんだかすっごくショックだ。



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