サッカー王子と同居中!



ドキドキする。最近、こんな相ケ瀬くんのそばにいなかったからどんどん鼓動が速くなってく。



もう一緒に寝るなんてありえないよ。



だってだってもう数時間したらおとうさんとお母さん帰ってくるし。



当たり前だけど、お父さんとお母さんはあたしと相ケ瀬くんが付き合ってるの知らないし。



「失礼なヤツだな。いびきかいてるなんて一度も言われたことなんかねぇよ」



「そんなの自分じゃ分からないでしょ?」



「中学の時にときどき合宿あったけど、一度も言われたことねぇし」



「いいから、手首離して!」



あたしは必死に抵抗して、相ケ瀬くんから少しでも離れようとした。



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