サッカー王子と同居中!



「あーもう、立花がキーキー言うからせっかく寝れそうだったのに目が覚めた」



相ケ瀬くんはそう言いながら、掴んでいた手首を離してくれた。



「相ケ瀬くんが変な冗談言うからでしょ!」



「なんだ、ちゃんと冗談だって分かってたんだ。頭いいじゃん」



「自分よりも頭良い人から言われても全っ然嬉しくない!」



って違う、あたしこんないつもみたいな口げんかしに来たんじゃない。



「はいはい、それで何か話があったんだろ?」



「うん、そうだよ!あたしはそのことを言うためにここに来たのに」



でもいつものように話せたら少しずつドキドキが収まった気がする。



よし!絶対明日、相ケ瀬くんを自主練休ませる作戦決行しなくちゃ!



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