サッカー王子と同居中!
Secret*2 「マネになるのやめてほしいんだけど」
部活が終わり、あたしは家に着くとドアの前で相ケ瀬くんが待っている姿が見えた。
え?なんで閉め出し?
お母さんから鍵もらってないの?と思いながら彼に近づくと……。
『遅い』とイライラした声で顏を上げていきなりそう言われた。
「そんなこと言われたってマネージャーは鍵当番だから部室からみんないなくならないと
鍵締められないししょうがないじゃん」
言い返しながらも、あたしは急いで鍵を開けた。
でも一番最初に中に入るのはあたしではなく、相ケ瀬くん。
彼はそのまま階段を上がって自室に入って行ってしまった。