サッカー王子と同居中!
「俺だってそういう時もあるんだぜ。知らなかったっしょ?
なぁ、思いっきりハイタッチして気合い入れて?」
「え?うん」
いきなりどうしたんだろうと思いながらもちょっと強く、前に差し出してきた大塚くんにハイタッチした。
「だめだめ!そんなんじゃ、俺後半戦外される」
「何それ!後半戦最後まで出れるかはあたしにかかってるの?」
思わず大塚くんが面白いこと言うからクスッと笑ってしまった。
試合中にそんなおかしいこと言えるくらい本当は余裕なんじゃんね。
「そうだよ!そうやって笑えよ!
後半も意識どっかに飛ばしながら見てたら、来週俺とデートだからな?」