サッカー王子と同居中!
すると、彼は「今日、体操着間違えて、体育の授業遅刻させたの誰だよ?」と言ってきたんだ。
それを言われてしまったら、もうあたしは何も反抗することができない。
「あー行きます!行きます!」
あたしはソファーから立ち上がって、すぐにお母さんから預けられた食費の入ったお財布と鍵を持って相ケ瀬くんの背中を追った。
またあたし、相ケ瀬くんの言いなりになってる。
あたしってそのうちストレス死しそうってスーパーまでの道を歩きながらぼそっと呟く。
だけど、そんな小言に反応してくれる人なんていなくて、だんだん虚しく感じてきたあたしは
スタスタ歩いて行ってしまう相ケ瀬くんにちょっと大きな声で聞いてみた。