サッカー王子と同居中!



あっ……。



言った瞬間、やらかしたと思った。



こんなにはっきり言うつもりなんてなかったのに。



これじゃあまたケンカしちゃう……。



そう思ったら、相ケ瀬くんをどうしても見れなかった。



「俺が誰にどんな態度をとろうとあんたには何にも関係ないし。



あんただって、誰にでも同じ態度を取るわけじゃないだろ。



なに?あんたも今日のピッチで見てた女子たちみたいな態度を俺にとってほしいの?」



「…………」



冷静に考えたらそうだ。



あの言い方じゃ、あたしが“相ケ瀬くんに優しくされたい”って言ってるのと同じだ。



もうあたし何てことを口走ってしまったんだ。



なんであたしは同じ態度を取ってもらえなくてずっと怒ってたんだろ……。



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