ガリ勉くんの秘密。



「おはよー。」



「………。」



だよね。



ミオの言ってたとおりクラスで私を無視する計画は始まっていた。




「おはよー入船さん。」



でもガリ勉くんのミオはちゃんと返してくれた。



「あ、おはよう。」



私ももちろん返す。



するとミオのところに何人かの男子が集まった。



「おい……高橋。なんで入船となんか話すんだよ。夏川の言うこと聞かねぇとなに言われるかわからねーぞ?」




ああ……。そういうことね。




「俺があいつを無視して何のメリットがあるんだ?」



……。



ミオ………。
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