ガリ勉くんの秘密。


「いいよ。ちょっとくらい手伝うよ。」




これくらいできるのに。


ほんとに大丈夫だよって言おうとしたときミオに先生からの呼びだしがかかった。


「ほら。早く行かないと。」


「なんだろ?ま、別に何でもいいけど。」



なんて言いながら図書室から出て行った。


しーんと静まり返る部屋。



だって誰もいなくなったんだもん。


さ、はやく終わらせて帰ろ。


スピードをはやめる。 

もう全部終わろうとしたとき部屋の扉が開いた。


「ミオ?何だったの?」


いや……違う。

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