ガリ勉くんの秘密。


「ごめんな……。言われてたのにちゃんと守れなくて。」


ほら……やっぱり。


「いいんだよ。私が悪かったの。」


「大丈夫じゃねーだろ?ほら……こっちむいてみろ。」



私の顔をしっかり両手で支えてミオの方に向かされた。


「目……あわせてくれよ。」


申し訳なくて………見られたらことがショックすぎてあわせられない。


「できないよ……。」


「……唇………どうしたんだ?」


こすったり洗いすぎたりしてたせいで赤くなってたみたい。
< 126 / 257 >

この作品をシェア

pagetop