ガリ勉くんの秘密。
「だからって何やったんだって!落ち着けよ!」
落ち着きたいけどそんな状態じゃない。
「あの感覚が消えないのっ!だから……口洗ったりしてたの!でも……どうしても消えない……。」
バカみたい。
ミオに当たったりして。
ミオ……怒っちゃったかなぁ?
「……わかった。」
暗い声でミオは答えた。
本当に怒らせちゃったかな?
でも私の顔にある手は放してくれなかった。
「ミオ……?」
ゆっくりとミオの方に顔を向けた。
「んっ………!」
え?え?どうなったの?