ガリ勉くんの秘密。
ゆっくりと2人で3年生の教室に向かう。
ドキドキしてきた………。
でも………
「俺がいる。」
ミオのその一言で少し安心できた。
「んじゃ俺ここにいるから。」
少し教室の手前でミオと別れた。
「あのー……「あら?真理ちゃんだ。」」
私が言うよりも早く先輩が気づいた。
「どうしたの?」
「あの……私……やっぱり先輩のこと好きにはなれません。いくら強引なことしたって私……先輩を好きになったりしませんから。」
言えた……。