ガリ勉くんの秘密。


次の日。


あんな敵ばかりの学校は休んでミオのマンションに行った。



あんな人たちにわざわざ会う理由もない。



それに……行ったってミオがいるわけじゃないもん。



ピンポーン……。



恐る恐る家のチャイムを鳴らす。



「………。」


返事はない。



ピンポーン……。


もう一度鳴らす。


「はい……。」


ドキッ……。


ミオの声。

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