ガリ勉くんの秘密。


「ミ……ミオ………?私……真理…。」



「は……?」


すごく驚いた声で言ってるのがわかった。


ガチャッ。


「真理……どうしたんだ?学校は?」



「ミオ……ミオぉ……。」


何だか1ヶ月も会ってないような感覚だった。


すごいひさしぶりにミオの顔見た感じですごく懐かしく思えて涙が溢れてきた。


「ど……どうしたんだよ。何でここが分かったんだ?」


またミオは私を抱きしめてくれた。



「ユウリくんに聞いた。」


それで安心できたのかだんだん涙はおさまった。


「学校は?」


「………。」


答えられない。



またミオは美南にキレちゃうかなって思って……。


「ねぇ……。メール……見てくれてないの?」


「メール?ああ、今学校にケータイ没収されててさ。わりぃ。」



なら仕方ないか……。

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