ガリ勉くんの秘密。
「ごめん。待たせた?」
放課後すぐ私はリュウさんに会いに行った。
焦りすぎて早く行き過ぎちゃったけどね。
「待ってないよ。ゆっくり話せるところない?」
リュウさんと私はフードコートのイスに座った。
「それで話したいことって?もしかしてミオのこと?」
首を縦にふる。
私はこの前ユウリくんに話したようにリュウさんにも話した。
ミオのことはリュウさんに聞けって言われたこと、告白してミオの態度が変わってしまったことも。
「ふーん……。なるほどねぇー。」
ミオの思ってることは全部分かってるようなふうでリュウさんは返事した。
「わかるん……ですか?」
「まぁね。」