ガリ勉くんの秘密。


え……。


私はすぐに声のする方へ顔を向けた。



ミオ……?


そこには心配するミオの顔があった。



大丈夫じゃないよ……ばか。


心の中でつぶやく。


でも……嬉しかった。



リュウの言うとおり私のこと怒ってるんじゃないってわかったから……。



でも学校には行かない。



もうミオに冷たくされるのはいやだから。



「早退します……。」


それだけ告げて私は教室を後にした。

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