ガリ勉くんの秘密。


「な……今まで黙ってたクセに急になんなの?ふざけんじゃないわよ。」



「なんでも言っておけよ。それより俺の言ってること理解できた?これから真理に手を出すな。俺のことイジメたいならいつでもこい。相手してやるから。」




教室がしんと静まり返った。



あれだけクラスで目立たないようにしてたのに。


「チッ……。気分悪ぃな。」



ミオはそれだけ言うと教室から出て行った。




「ミオ……!」



私はそんなミオを追いかけた。


「何?」



「私…「俺とはもう関わるな……。」」



目を合わしてくれない。

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