ガリ勉くんの秘密。


早足で出口に向かう。


これで………もう終わり。



またこれからはひとりになっちゃう。


まぁ……そうなったのは私のせいでもある。



ミオ……。



「真理っ!」


追いかけてなんかこないで。


同情ならいらないから。



外に飛び出す。


寒いっ。


涙が冷たく頬をつたう。



そのときだった。

< 248 / 257 >

この作品をシェア

pagetop