ガリ勉くんの秘密。


そうしたらミオは静かに私の隣のイスに来てくれた。



頭を軽くミオのほうに寄せられて私はミオの胸の中で泣いた。



「俺の前では我慢すんな。何でも聞いてやるから。」



周りにもいっぱい人がいたからミオはそうしてくれたんだ。



そのことも考えると余計に涙は止まらなかった。



「私………裏切られた事があったの。ずっと親友だって言ってくれた子がいてね。でも陰で私に合わせるのに疲れたって言われてて………。」


「だから怖くてそれ以来、心から信頼出来る友達をつくってこなかったんだな。もう裏切られるのが怖くて。」


静かに首を縦にふる。
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